> 【ANY】よりお知らせ
■大分市都町日経会館3F
097-533-0173 ■営業時間 PM21:00~ ■呑み放題¥3000、時間制限なし、カラオケも歌い放題、フードの持ち込みもOK! 注・呑み放題メニューしかございません ★焼酎メインのBAR ★お一人様でもお気軽に ★二次会にもどうぞ > 以前の記事
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「春雨」
暖かい日の雨、マスターふと思いました。 これが「春雨」なのかと。 しかし、一般的に春雨といえば食べる方ですよね。 食べるほうは分かるのですが、食べないほうの春雨が意味として存在するのか?マスター疑問に思いました。 で、調べたのです。 こんな話がありました。 昔、海の向こうの大陸に「春ばあさん」と呼ばれるおばあさんがいたのです。 その春ばあさんが作る白い麺のような不思議な食感の食べ物が、「美味い!美味い!!」と評判だったのです。その話がその村の長の耳に入り、「そんなに美味いものならきっと神様も喜んで下さるだろう」と、神に祈る際に、その白い麺のようなものを備えるようになったのです。 中でも、雨乞いをする時には、その麺があればほぼ、雨が降るようになっていました。長は春ばあさんに言いました。「あなたの作る麺があれば、この村はずっと滅びずにすむ!」と…。 その時に春ばあさんは思ったのです。「この村の水を枯らすわけにはいかない。子や孫や、そのまた孫の為に、白い麺をつくり続けなければならない…」しかし、春ばあさんは、この時すでに60歳、あと何年生きれるか分からない。誰かに、この白い麺の作り方を覚えてもらわなければと…。 色々な人が弟子入りし、春ばあさんに作り方を教わりました。料理が上手いとされる者、手先の器用な者、やる気だけは誰にも負けないとする若者も。しかし、春ばあさん以外の誰が作っても雨は降りませんでした。 そこで、春ばあさんは決意したのです。この命が尽きるまで、この白い麺を一本でも多く作ろうと。 春ばあさんは来る日も来る日も麺を作りました。何年も保存が利くように乾燥させ、何年分も作ろうと頑張りました。その姿を見ていた孫が父に言ったのです。 「おばあちゃんが死んぢゃう!お父さん止めさせて!!」 春ばあさんは、睡眠も休憩も取らず、もくもくと麺を作り続けたのです。孫は日に日にやせ細っていく春ばあさんのことが心配でたまらなかったのです。しかし、父は首を振りました。誰よりも春ばあさんのことが心配のはずの父は止めることをしないのです。 「もうおばあちゃんは、神様と同じところにいるんだよ」 目から大量の大粒な雫を流しながら言いました。孫は泣きました。声が出なくなるまで泣きました。けして春ばあさんの目に入らないところで。 その思いは村人達も同じでした。すでに村の水は涸れ果てていました。しかし鬼気迫る表情で白い麺を作り続ける春ばあさんの前で、使う事が出来なかったのです。また、一つ減ればまた一つと、春ばあさんがいつも以上に頑張ってしまうからです。 …春ばあさんが亡くなりました。死ぬまでに作った白い麺は、半世紀、いや、それ以上もつくらいの量でした。 村人達は、春ばあさんに感謝を込め、手厚く葬ろうとしたのです。せめて、大量の雨を降らして、涸れ果てた春ばあさんの体を潤そうと思ったのです。 しかし、雨は降りませんでした。白い麺はすべて乾燥させていたためです。この村にはもう、麺を浸す水が一滴もありませんでした。春ばあさんに無理してほしくないからと雨乞いをせずにいたのが仇となったのです…。 もう涙も出ないほど村人も乾いて衰弱してました。悔しい、悲しい、しかし涙の一滴も出ないのです。 その時でした。死んでしまった春ばあさんの頬になぜか一滴の涙がこぼれたのです。一番近くにいた孫がその涙に、乾燥した麺を近づけるとカラカラの感触だった白い麺が、見る見るうちに春ばあさんの涙を吸い、膨らんでいくのです。すると、真っ青だった空から春ばあさんの死を悲しむかのように、大粒の雨が振り出したのです。 …それから、この白い麺を食べる時に村人達は「春ばあさんの涙雨だね」と言うようになりました。そして、この白い麺を、「春雨」と呼ぶようになったのです…。 ~終~ どうですか!今や食卓に当たり前に存在する「春雨」にこんなス素敵なトーリーがあったら良いと思いませんか?! …ええ。 全部嘘です。 春ばあさんなんていません。 作り話です。 しかし、あなたの心の奥底に、春ばあさんはいるかもしれません。 全ての物に意味があると、マスターは思っています。 皆さんも、物を大切にして下さいね(ニッコリ)。 生ビールというものに、もんのすご~く感謝しながらグビグビやり、ビールじいさんもいたんぢゃねぇの?なんて思いながら乾杯!!
by any-f
| 2010-03-15 23:26
| オーナーの小言
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